テリーヌはSIMS4がすき

自称オクトラキャラと建築と自作の黒ギャルちゃんたちの日記inPC版

TS4:旅人8人と愛の日②

旅人の宿に着いてから今日で4日目。
ここ数日、サイラスの様子が変だ。

 

 

ごみで遊んだり、汚れた水たまりではねまわったりしている。
みんなで気晴らしにリサイタルをした時は、一人だけ楽器も持たずに幸せそうに花をいじくりまわしていた。

 

そういえばその日の朝だったか。サイラスは洗濯をしながらトイレを我慢していた様子だった。

よほど洗濯に集中していたんだろう、夢中になると周りが見えなくなるのはいつものヤツのことだ。

洗濯がすんだあと、サイラスはフラフラになりながらトイレに向かっていた、はずだ。

見届けたわけじゃないからわからないが。

 


だが、その日の夜。
廊下ですれ違った俺にサイラスは突然、おかしな話をしてきたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

最初はクロコウモリや暗闇耐性についての話だった。

なのにヤツはなんの脈絡もなく、いきなり今朝漏らしたと俺に耳打ちをしてきた。

俺はどう反応して良いかわからず、そんな話をするサイラスもよくわからなくて怖くなった。

 

 

 

 

 

たしかにベッドわきにあった謎の水汚れを掃除をした記憶はある…だがありえん。

サイラスは今年三十路だぞ?俺をからかってるんだろう。
そんなおかしな話をするサイラスを少し避けようと思った。

 

 

 

―なのに、だ。

 

 

 

ヤツは俺に付いて回る。

 

 

 

 

 

 

一人で静かに飯を作って食いたいときも、

 

 

 

 

ごみの処理をしているときも。

 

 

 

 

 

俺が避けてるのに気づいてか、洗い終わった洗濯物をサイラス自身がぶち撒いて、それをどうにかしてくれと呼びよせられたこともあった。

 

 

 

 

 

 

 

サイラスが正直怖い。
ヤツは一体どうしたっていうんだ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜中にサイラスが部屋を抜け出していたのは知っていた。


だが、なんだこれは?どういうことだ?
ヤツは一体なにを考えている。目的はなんだ?
風邪をひいてる中、部屋をでて態々こんなことを…なぜだ?
俺はサイラスに嫌でも聞き出さなくてはならないと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの絵は即刻ヤツの目の前で売り払った。
大した金にはならなかったが、俺をからからかった報いだ。
これだから学者という生き物は冗談すらつまらなくて嫌になる。
風邪に頭でもやられたのか?にしても、ヤツは…サイラスは本当にどうしたっていうんだ。
あんなつまらん下ネタなんぞ言う男じゃなかったはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し気になって明け方近くに遊戯室にもどると、病んだ絵が置かれていた。
知るか。
心配した俺がバカだった。
一体俺がなにしたってんだクソが。察してちゃんが。
こんなつまらん絵、上から塗りつぶしてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

よし…これを見て、少しは凝りてつまらん病んだアピールなんかしなくなればいい。

ここ数日の事情もちゃんと話すようになってくれればいいんだが。

 

あぁ、さすがに今日は疲れたな。部屋に戻るのはサイラスがいるから気まずい。

談話室のソファで寝て、昼間サイラスがいなくなった隙に布団に戻って眠ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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